ブランクの住空間
Blank Home Interior

個展 Solo exhibition (2015)



ホーム・インテリア
Home Interior

2015
フロア材、壁紙、木材、照明器具 wood floorings, wallpaper, wood, interior lighting
H 164 × W 170 × D 168 cm
ホーム・インテリア
Home Interior

2015
壁紙、カーペット、木材、照明器具 wallpaper, carpet, wood, interior lighting
H 170 × 128 × 128 cm
dummy wall
2013
木材、壁紙、蛍光灯  wood, wallpaper, fluorescent light
180 × 180 × 15 cm
モデルホーム #1
Model Home #1

2015
ラムダプリント、アクリルマウント lambda print mounted to airylic
44 × 44 cm

個展「ブランクの住空間」
Solo Exhibition : Blank Home Interior
会場: Gallery PARC
会期:2015年9月4日(金)〜10月4日(日) 
「トークイベント 松井沙都子 × 山本聖子」9月26日(土) 16時〜
展覧会情報ページ:http://www.galleryparc.com/exhibition/ex2015/20150918_matsuisatoko%20.html

展覧会について
この数年は、現在の日本の生活空間をテーマに、「空っぽ」な状況を体験的に見せるというインスタレーション作品をつづけて制作しており、今回の展覧会もまた、この試みの流れにあるものです。
これらの作品は、現在の日本の生活空間を独自の観点によって解釈し、造形的に象ろうとするもので、これまで一貫して特に住空間に焦点をおいています。住空間は、建築用内装材という、ごく薄い化粧材によって覆われています。現在の日本においては標準ともいえる、見た目に整った住環境ですが、これは厚くても1cmほどしかない内装材がなければ成立しないことになります。逆にいえば、ごく薄い内装材の表面と暖かみのある照明器具があれば、最低限の日本の住空間らしき見た目のものができあがるということにもなります。
このような住空間の一側面を、できるだけ単純な構造に変換し、誰にでもあてはまるようなモデル空間として作り、提示したいと考えています。

ステイトメント
現在の日本の都市部の風景と、そこに生きる人の有り様について考察しています。
既製概念にそなわる欠落や欠陥を顕在化させることを、造形行為を通じて試みています。
自身の作品制作にまつわる基準は、おもに三つに整理することができると考えています。
現段階では下のようにまとめておきたいと思います。
 1. 生活空間にまつわる表層の脆弱性
 2. 身体感覚としての空洞
 3. あるものが一定に留まらない状態

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